多少高くてもKindleを使う理由

 

 電子書籍をあまり積極的に使わない理由を先輩に教えて貰った。古本屋(ブックオフなど)に行ってみて、そこに買いたい本があるならば、古本屋で買う方が安いからだという。図書館にその本があるならば、自分で購入する必要はもっぱら無い。ウォルター・アイザックソン著「イーロン・マスク」も、発売された当時はかなり真剣に買おうとしたが、近所の図書館に置かれたので、買う気が無くなっていた。因みに図書館の電子書籍サービスというのがあるのを最近知った。

 あと買う時に売ったり捨てたりしやすいかをよく調べてから購入するようになったので、不要になったら売却できる紙の本がよりよいだろうと考えていたのもある。実際は紙の本は汚れたり濡れるリスクがあるのでそこまで紙にこだわる事もないのだが。

 しかしつい最近考えが変わり、Kindleで積極的に本を買うようになった。X(旧Twitter)で話題になった新しい本など、興味が湧いたらそのままKindleのページで購入している。一番最近購入した本は「イーロン・ショック」というツイッタージャパン元社長が書いた本だ。この本を紹介する投稿を見てすぐに買った。購入した後で「ノンフィクションカテゴリー」のランキングで1位になっているのに気付いたぐらいだ。

 イーロン・マスクにとても関心があるので、買収騒動当時の社内の様子やイーロン・マスクについての情報を仕入れられた。勢いで買ってみたが、読んでみてとても満足している。イーロン・マスクやX(旧Twitter)に興味がある人は買ってみてもいいだろう。これまでは気になる本があっても一旦書店に足を運んで確認していたので、すごく当たり前だが営業時間を気にせずにすぐに買えるのはかなり便利だ。なぜ紙の本派から電子書籍派になったのか、その理由をいくつか説明していく。

1.Kindleのサービス終了を気にしなくなった

 一番電子書籍を買うのを躊躇していた理由は、Kindleがサービス終了すればそれまで購入した書籍が読めなくなるという不安があったからだ。当然紙の本ならばサービスが終了しようが本自体の寿命が来るまで保管していつでも読める。電子書籍は本の所有権を購入するわけではないので、この点でお金を払うのを躊躇していたのだ。

 しかし今日、この考えが変わった。Kindleが終了するというのが全世界的に相当衝撃が大きい大事件なので、その時は救済措置があるだろうという風に考えを変えたのだ。相当大きなサービスだし、そもそもAmazonの祖業だから簡単には切り捨てないだろうという風に捉えるようにしたのだ。これで安心してKindleで電子書籍を買える。そうはいってもオープンな電子書籍フォーマットを作るとか、改善はしてもらいたいが。

2.場所がかさばらない

 紙の本は確実に自分の所有物として保管しておけるが、いざカフェに持ち運んで読んだりするとなると、まず荷物として持ち運ばなければならず、読んでいない時も確実に場所を占拠している。そして何年か経つと読み返そうとする場合でもどこかに行ってしまったり、そもそもその本の存在を忘れていたりと苦労する場合がある。

 Kindleならライブラリに並んでいるので、後からまた読みたいなという気分になればすぐに読める。それにいくつ買ってもお金は減るが場所の問題を気にしなくて済むので本を買うハードルが低くなる。

3.すぐに購入できる

 買いたい本があれば自転車でまずは書店に出向き、検索端末で在庫の有無を確認するのがこれまでの流れだった。しかし電子書籍ならネット上で話題になったり、追っている著者さんが新作を発表すればすぐに購入・予約ができる。直感で気になった本を勢いで買うパターンが多いので、すぐに購入できるのはかなりありがたい。

都樹れいや

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